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「会社を伸ばすための経営学」(30年12月号)を掲載しました

2018年12月1日最新情報

「新たな価値観を捉える!」

深谷のみなさま、こんにちは。
先日、私も、いよいよ、ビジネスバッグをリュックサックにしました。
実は、今まで、スーツ姿で荷物を背負う事にすごく抵抗があり、また、お客様がどう思うのかを考えると、なかなか決断できませんでした。
しかし、手さげバッグから、一度替えてみると、両手が空くことでの歩きやすさ、肩こりの少なさ、比較的重さを感じないので何でも入れておける便利さがあって、もう手放せません。また、姿勢が良くなることで、何となく気分も変わった気がします。
一昔前まで、ビジネスバッグを背負うことは珍しく、ビジネス関係を進めるためには皆と同じ格好をした方が良いという風潮がありました。しかし、昨今、山手線を見てみても、バックパックのビジネスマンのなんと多いことか!多くの人が実践することで、それがスタンダードになることは、よくあることですが、これも世の中、とりわけ、人々の考え方
の変化の顕著な例ですね。当然、バックをつくったり、販売したりする人にとっては、これは大きなビジネスチャンスになります。
このように、世の中の変化をいち早くキャッチし、そこからどのように価値観が変化するのかを考えることは、技術開発に乏しい中小企業にとっては、有望なビジネスチャンスになります。
しかし、リュックサックが流行っているからといって、単純にリュックサックの品揃えを増やすだけではいけません。
今回の場合、一番大きな変化は、「ビジネスマンがビジネスシーンでリュックサックを使うようになった」という事です。ですので、そのような利用シーンにおいて、「どのような機能が必要になるのか?」、「使う人は何にこだわるのか?」を徹底的に考えなければなりません。仮に私のようなビジネスマンをターゲットとして考えるならば、私の気になる ところは、まず、チャックです。輸入製品のチャックの中には開きにくかったり、すぐ壊れたりするものが多く、それはストレスにつながります。また「スーツと似合うか?」「大きすぎて電車等で他の人の迷惑にならないか?」「パソコンに過度なダメージを与えない か?」、そして、「キャスター付きバッグに付けることができるか」にこだわりました。特に、キャスター付きバッグに装着できるものは少なく、ネットで探すにも苦労しました。
このように、新たな価値観へのビジネスチャンスが到来したときは、消費者のこだわりで購入条件が変わります。それらを考えた上で、工夫できる者が、そのチャンスをつかむことができるのです。
その工夫は難しいものばかりではありません。今回だって、今までなかったものが求められているわけではありません。多くの場合、それは、ちょっとの差で、小規模企業でも、気づきを得る事さえできれば、できることが多いのです。
皆さんも、世の中の変化、特に人々の価値観の変化をよく見てみて、ご自身のビジネスにちょっとした変化を加えてみませんか?ひょっとしたら、とんでもない成果を生み出すかもしれませんよ。

(深谷商工会議所報30年12月号より抜粋)

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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