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「会社を伸ばすための経営学」(31年1月号)を掲載しました

2019年1月1日最新情報

「何をやるのか」

深谷の皆さま、新年、明けましておめでとうございます。
私は経営者として、お正月には、必ず、今年一年間で何をやるのかを計画立てるようにしています。
「お正月に慌ててやるようでは、計画性がないのではないか」、なんて言わないでください。
実は、5年計画を作成していますので、それを基に年次計画を立てる、というものです。
経営には少なくとも3つの計画が必要だと言われています。
10年先は分からないので、10年計画と言うと方向性、つまり、ビジョンということになってしまいますが、逆に言うと、5年先くらいまでを見据えた計画はしっかりと立てていかなければなりません。
この3年から5年先まで見据えた事業計画を「中長期計画」と言うのですが、それだけでは、今月の売上など、目の前の数字が明確にならず、やや漠然としてしまうこともあります。また、5年間とは言っても分からないことだらけですし、計画作成当初通りいかないことも多々あります。そこで、2つ目の計画である、「年次計画(短期計画)」を立てるのです。5年計画に比べ、近い未来の話ですので、当然精度も上がりますし、また、熱も入ることでしょう。
更に、月間、週間、もしくは極端なことを言うと、その日その日で立てるのが、「行動計画」です。長いスパンの計画に向かって日夜努力することが辛くなる時もあるでしょう。そんな時は、視点を足元に置き、まず、目の前のことに全力を尽くす、まず、今日を乗り切る、優先順位の高いことから行動する、と言った考え方で動くことで、物事が前に進むことが多くあります。
ところで、「計画を立てても、計画通りいったためしがない」、「どうせ当たらないんだから計画を立てない」という方もいます。
実は、この「計画を当てる」という考え方自体が、計画経営にはありません。
極端なことを言うと、経営の世界では思い通りいかないことが前提なのです。
そして、思い通りいかないときは、修正をすれば良い。私は、年次計画を平均10~15回修正します。ですので、最後の修正は計画終了時の1か月前くらいですし、それまでのデータもありますので、毎年ぴったり計画通り経営ができます。
では、なぜ計画を立てるのか?
それは、仮説がなければ検証できませんし、間違ったときや狂ったときに修正する際に、前の仮説を立てた経緯や考え方が大きな参考になるからです。
皆さんも、今年何をやるのかを、一度立ち止まって考えてみませんか?
(深谷商工会議所報31年1月号より抜粋)

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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