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「会社を伸ばすための経営学」(31年3月号)を掲載しました

2019年3月1日最新情報

「事業の中心は商品・サービス」

深谷の皆さま、こんにちは。
いよいよ、年度末の三月ですね。最後のひと踏ん張りで、結果が大きく変わることはよくありますので、充実した一年を過ごされた方も、課題を残した方も、ラストスパートです。
最近、様々な小規模企業経営者から、「事業を見直すと言っても何を見ていけば良いか分からない」と、ご相談を受けることが増えました。
結論から申し上げると、それは、軸となる「商品・サービス」です。
商売において、どんな業種でも、事業者さんは、商品・サービスを通じて、お客様に価値を提供しています。そして、お客様は、対価として、お金と「その他いろいろなもの」を事業者さんに返してくれます。
「その他いろいろなもの」とは、信用とか、「この商品はこのお店で買う」といった忠誠心とか、「こうすれば売りやすい」といったノウハウや経験などです。思ったように、お金がもらえなくても、信用を得るとか、経験を積むためにする仕事もありますよね。
したがって、商品・サービスが悪いと、せっかくの価値がお客様に伝わらず、結果、お金もいただけないので、売上が思ったように上がらない、というように考えることができます。
では、良い商品・サービスとは、どのようなものなのでしょうか?
それは、「付加価値」と「差別化」がしっかりしている商品・サービスです。つまり、お客様が喜ぶような価値があって、競合品やライバル店のサービスとの違いがしっかりしているものという事です。
今、私は、喫茶店でこの原稿を書いていますが、例えば喫茶店で言うと、コーヒーがうまいというのが何と言っても大きな付加価値です。他にも、ノンカフェインで体に良いとか、いつでも煎れたての新鮮さがあるとか、お気に入りのカップを選ぶことができるというのを、大きな価値だと思う方もいるでしょう。また、ここでしか飲むことができない種類のコーヒーとか、水出しコーヒーなど特殊な作り方をしているのであれば、大きな差別化、つまり特徴となります。また、中には、マスターと話がしたくて、この喫茶店を選ぶ方もいるかもしれません。その場合、マスターの存在自体が大きな差別化要因になります。
喫茶店というと中心となる商品はコーヒーと連想してしまいますが、コーヒーで決定的な付加価値と差別化が出しづらい場合は、サイドメニューである、例えばケーキで勝負してみてはいかがでしょう。ここでしか食べられない、おいしいケーキがある喫茶店は魅力的です。もちろん、ランチのカレーが自慢、なんていう喫茶店も見かけますね。
このように、商品・サービスを見直すと言っても、小規模企業でもできそうなことは多くあります。また、視点を変えて考えれば、思わぬ商品やサービスが大きな武器になることも多々あります。
年度末の忙しい時期ではありますが、こういう時こそ意外と良いアイデアが浮かぶもの。
是非、皆さんもご自分の「商品・サービス」を見直してみてはいかがでしょうか?

(深谷商工会議所報31年3月号より抜粋)

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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