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「会社を伸ばすための経営学」(2019年10月号)を掲載しました

2019年10月1日最新情報

「セミナーに参加する意義」

秋も深まってきました。様々な穀物や果実が実ることから、読書の秋、芸術の秋、勉強の秋、と言うように、何かをするのに適している「実り多き季節」と言われています。
深谷商工会議所においても秋はセミナーシーズンです。
しかし、中には、セミナーには興味があっても、忙しくて行けない、とか、セミナーは何かの足しになるとは思うけど、今日の売上が気になってなかなか行けない、といった声も聞かれます。私自身、商売をやっていたころは、正直、セミナーに参加する意義を見出せませんでした。
特に、経営学のセミナーにおいては、商売における、いわゆる「答え」を教えてくれるわけではありません。今日、明日の売上を保証してくれるものでもありません。
では、何を求めてセミナーに行けば、良いのでしょうか?経営者が忙しい中、セミナーに参加する意義は何でしょうか?
とかく経営学は「選択肢と確率の学問」を言われます。経営には、100%成功する法則は存在しませんが、過去の統計から、成功しやすい行動や考え方を学ぶことは可能です。
経営は判断の連続です。知識がないと、少ない選択肢の中から、意思決定していきますので、その中に最適なものがない場合や、仮にうまくいかなかったときの代替案が出なかったりします。これでは、経営を成功させる確率は上がっていきません。
そこで、経営セミナーでは事例と共に、選択肢を学ぶのです。今まで知らなかった事例や考え方を学ぶことで、行動や考え方の幅が広がります。さらに、経営学は、各選択肢における確率を示すことができます。いわゆるセオリーと呼ばれているものは、成功へのマニュアルといった、たった一つの答えではなく、成功確率が比較的高い行動や考え方なのです。
ですので、セミナーにおいて、たとえ講師と考え方が異なったとしても、自分が間違っているとは限りません。自社の状況を講師よりも皆さんの方が知っていますし、また、確率は低くとも、間違いではないことも多くあるのですから。
ただし、新たな視点を取り入れることも忘れないでください。経営の講演で実績のある講師は、ヒトと違う視点で物事をとらえることができる方が多くいます。同じ現象を見ても、視点を変えれば、ピンチがチャンスに、是が非のように真逆に捉えられることもあります。思わぬところからビジネスチャンスが出てくることもあります。
ありがたいことに、深谷商工会議所には毎年のようにセミナーに呼んでいただいています。
皆さんとお会いできるのがとても楽しみです。中には毎年のように何度も足を運んでいただいている方もいらっしゃるので、そういった方にも、必ず新たな「気づき」を得られるセミナーにしようと、日夜学んで実践をしております。期待してくださいね。
セミナーだけではありません。読書でも、仕事でも、得意先とのお話の中にも学ぶことはたくさんあります。「選択肢と確率」を意識して学んでみてください。きっと実り多き秋になるはずです。
(深谷商工会議所報2019年10月号より抜粋)

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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