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「会社を伸ばすための経営学」(2019年11月号)を掲載しました

2019年11月1日最新情報

「目標管理」

深谷の皆さま、こんにちは。
秋も深まり、良い季節となりました。
この時期になると、そろそろ、来年のことも考える時期ではないでしょうか?
経営をしている方や、部門のリーダーの方にとっては、来年の事業計画作成等々、頭の痛い時期かもしれません。特に経営においては、数値目標を定めることも多いかと思います。
気合で高い目標にすべきか、妥当な数字を予想するのか、迷いませんか?
経営にはやってみなければ分からない要素も多々ありますから、どんなに考えても、数値はほとんど当たることはありません。
では、なぜ、当たらない目標(予測)を考えるのでしょうか?
それには2つの目的があります。
一つ目は、シミュレーションをするためです。
シミュレーションをするときには、いかに現実の状況に近づけるかが大事です。
計画は、定性(言葉)と定量(数字)で立てていきますが、言葉であれこれ空想していると絵空ごとになってしまうかもしれません。でも、例えばお金のことなど、数値のことを考えると急に現実に引き戻されるものです。
シミュレーションも架空ですから、ついつい現実よりも甘く考えてしまいがちですが、数値を入れることで、現実味が出ます。
二つ目は、現実との差異分析をするためです。
計画を立て、実行すれば、良くも悪くも結果が出ます。目論見どおり進むことは稀なので、現実との間に差が生じてしまいます。「この差がなぜできたのか」を分析し、「どうあれば良いのか」を考えることで、計画を修正できたり、新たな戦略を考えたりすることができます。数字は、それ自体は数字以上の意味はありませんので、あらかじめ立てた目標がなければ、大赤字であるなどの極端な例を除けば、現実の数字(結果)が良かったのか、悪かったのかさえ分かり
ません。
つまり、数値目標を立てることは、それなりに効果のあることなのです。
その注意点ですが、ぜひ、理論立てて考えて頂きたいと思います。
先ほども言った通り、数字は、それ自体は多くの意味を持ちません。ですので、気合や思い付きで適当な数字を目標にしても、現実との差異分析が薄っぺらいものになってしまいます。
例えば、目標売上高1,000万円というときに、平均単価1万円のものが1,000個売れるはずと考えたとしましょう。しかし、現実には、900万円しかあがりませんでした。
その時、平均単価1万円のものが900しか売れなかったのか、1000個以上売れたけど、平均単価が9,000円近くだったのかによって、今後の取組が大きく変わります。内訳を考えずに、ただ「1000万円売るぞ」と目標立てていたのでは、極端なことを言うと「残念だ」で終わってしまうかもしれません。
いかがですか、何も複雑なエクセル表のような目標管理をしなくても、ちょっと考えるだけで、経営に役立つ指標ができます。ぜひ、秋の夜長に来年の目標を立ててみませんか。
(深谷商工会議所報2019年11月号より抜粋)

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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