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「会社を伸ばすための経営学」(2019年12月号)を掲載しました

2019年12月1日最新情報

「商工会議所のイノベーション」

深谷のみなさま、こんにちは。
先日、全国中小企業団体中央会の職員研修を行いました。テーマは、「今後、職員が品質の高い中小支援をどう行うのか?」ということです。中小企業団体中央会は、本来、組合を支援する機関ですが、組合は中小企業の集まったものですので、一社一社の支援体制をどう作るのかが課題となっています。その支援も、質を保ちながら、また、全国組織ですので、多くの職員が一定以上のレベルで行わなければなりません。そこで、本年、深谷商工会議所が作成した「経営革新フォローアップツール」と「創業計画作成ツール」を事例とし、深谷商工会議所の取組のお話をさせていただきました。結果、非常に多くの賛同を得られ、中央会でも、全国的に深谷商工会議所モデルを使うことを検討するそうです。このツールだけではなく、深谷商工会議所には、商工会議所では初めてのユニークな取り組みが数多くあります。
今、深谷商工会議所は、商工会議所の父である渋沢栄一翁の出身地ということもあり、大変注目されており、その注目に恥じないように、毎年のようにイノベーションに挑んでいます。
イノベーションとは、小さくとも今まで行っていなかった新たな行動を起こし、それをきっかけに波及させるように全体を大きく変え、ゆくゆくは今までと全く異なる大きな成果を上げることです。商工会議所は、1999年より、このイノベーションを会員企業に勧めています。しかし、商工会議所のイノベーションはと言うと、公的機関ということもあり、なかなか進んでいないのが現実です。
深谷商工会議所も、民間企業のようにはいきませんが、それでも、毎月、私を外部委員とする職員全体会議を行い、1か月の振返りと今後何をするべきかについて話し合う「イノベーション会議」を行っています。他の組織も会議を行っているとは思いますが、このイノベーション会議は3つの特徴があります。
まず、職員が中心の会議であること。会社で言うところの取締役職は参加せず、あくまで職員による自主的な会議となっています。最初はぎこちない時期もありましたが、今では毎回活発な意見が全職員から出ています。二つ目は、1か月の振返りと気づいたことをあらかじめまとめた「成果と課題」を全員が作成し、会議に参加していることです。最初は、私たち外部委員が、その作成とレベルを指摘していましたが、今では、手抜きをすると職員同士のチェックが入りますので、手抜きはできません。三つ目は、未来志向型ということです。もちろん、過去の反省はするのですが、基本的に「これから何を変えていくのか」について話し合っています。先ほどの2つのツールも、この会議をきっかけに生まれたものです。また、先日は、渋沢栄一翁の考え方もこの会議で勉強しました。
深谷商工会議所では、毎月、6年間にわたってこのような会議をやっています。「継続は力なり」と言いますが、続けていくことは大きな力を生み出します。また、変えていくことを常として考え、行動に移していくことは、もちろん失敗や回り道も多くしますが、多くの成果をもたらしています。
深谷商工会議所も私も、このような行動を続けもっともっと良い支援ができるように努力していきます。是非、会員の皆様も変化を恐れずイノベーションしてより良い深谷をつくろうではありませんか。
(深谷商工会議所報2019年12月号より抜粋)

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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