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「会社を伸ばすための経営学」(2020年2月号)を掲載しました

2020年2月3日最新情報

「深谷のこんな盛り上げ方いかがですか?」

深谷のみなさま、こんにちは。
先日、老舗出版社の編集長と話をしていて、深谷に実際に存在する街並みや企業、人を登場させた小説を作ったらどうかという話で盛り上がりました。ちょっとした時間の立ち話から出たものですが、こういうものこそ良かったりするものです。
内容は、小学生の女の子が、石鹸で手が荒れてしまう友人がいるとかで困ったことを解決するために、自然石鹸を深谷で作って販売するというお話です。ナビゲーターにその子のおじいさんがいるのですが、実はそのおじいさん、渋沢栄一翁を敬愛し、その精神を活用して大
成功したけど、何らかの理由で突如引退した大実業家。しかしおじいさんは寝たきりで、細かいアドバイスをしたり、一緒に行動したりできません。そこで、女の子は、深谷の商店や企業、行政、観光どころなどを訪れ、ノウハウを得たり、大人にアドバイスや協力してもらったり、また自らアイデアを出したりしながら、深谷の様々な人に支えられて何とか事業ができていくというもの。
この事業には深谷の資産を存分に活用していきます。ネギの成分やレンガのカタチ、藍色のイメージや桑の成分などおなじみのものを原料に使うだけでなく、うまくカタチができないときに和菓子屋さんの技術を教えてもらったり、街のレンガ博士からヒントを得たり、会議
所のお兄さんに車に乗せてもらったり、喫茶店のマスターにおもてなしを教えてもらったり、印刷屋さんにパッケージを助けてもらったり…それらはそのまま、深谷のお店や産業や街並みの紹介となります。また、製造には許認可などの課題もありますが、商品を実際に作って、お
土産物として販売していくことで、読み手も、実際に触ってみたり、使ってみたり、物語に出た場所に行ってみたりして、参加できます。
推理小説などにおいて観光地を舞台にしているものがありますが、今回はそれに渋沢栄一翁の産業振興の教えを存分に加えたものです。渋沢栄一翁のノウハウや街の皆さんの技術、経験こそ深谷の資産ですので、それを十分活用した事業と言えます。また、この魅力が伝われ
ば、深谷に来たい、深谷が好きだという方も増えるはずです。
これは何も本に限ったことではありません。石鹸以外にも、商品は無限に考えられますし、小説本でなくとも、絵本、YouTube動画、映画、パンフレット等々、様々なバリエーションが考えられます。また、地域振興の企画は、良いものでも、収益性があやふやになりがちで、資金面で行き詰まってしまうことが多いのですが、これでしたら、実際の商品を販売するので期待できます。また、例えば和菓子の造形にこんなすごい技が使われているのだと分かれば、商品を味わう以上に興味が出てくるかもしれません。
今回ご紹介したお話は一例です。今、深谷は大きなチャンスを得ようとしています。せっかくの好機ですので、発想を変え、新たなことに挑戦することで、今までとは違うより大きな価値を掴もうではありませんか。
(深谷商工会議所報2020年2月号より抜粋)

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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