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教訓5 独自のビジネスモデルを創り出せ 3

渋沢栄一の教え
2023.5.1

争いは決して絶対に排斥すべきものではなく、
処世の上にも甚だ必要のものであろうかと信ずるのである。
妨害的に人の利益を奪うという競争であれば、これを悪意の競争というのである。
しからずして品物を精撰した上にも精撰して、
他の利益範囲に喰い込むようなことはしない。
これは善意の競争である。

争うことを奨励しているわけではないが、競争は進歩の母なのだ。
絶対に争いを避けようとするような卑屈の根性ではなく、敵と争って必ず勝ってみせる気概が
なくては、決して進歩も成長もないのだ。
競争にも「良い競争」と「悪い競争」がある。
例えば、毎朝早起きをし、志を高く持ち、知恵と努力で人に勝とうとすることは良い競争だ。
しかし、人を妨害したり、ズルをしたり、評判の良い商売をマネし利益を横取りしようと
するのは悪い競争だ。道徳ある良い競争をするのだ。

 

※多種多様な企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父と称される地元の偉人、渋沢栄一翁の名言や考え方は、現在の経営にもつながります。コロナ禍もあり厳しい時代だからこそ、渋沢栄一翁の考え方を活かして企業の発展に貢献できればと思い、毎月発信いたします。

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