教訓７　平時を大切にせよ 2

与えられた仕事にその時の全生命をかけてまじめにやりえぬ者は、
いわゆる功名利達の運を開くことはできない。
無限の力を発揮するには、何事も楽しむことである。

仕事とは地道に努力していけば精進していくものだが、気を緩めると荒れてしまう。
損得を考えるのは後回しにして、与えられた仕事はどんな仕事でもやるのだ。
一見、重要そうに見えない仕事でも、それなりに重要なところがある。
まずは目の前の仕事に一生懸命取り組むのだ。
知っているだけの者は好きな者には適わない、好きな者は楽しむ者には適わないのだ。
結局楽しんでやっている者が一番強い。
仕事が楽しくなる秘訣は工夫することだ。
命じられたことをマニュアル通りにこなすだけでなく、
与えられた仕事に興味や楽しめるポイントを持ち、情熱を注ぐのだ。

※多種多様な企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父と称される地元の偉人、渋沢栄一翁の名言や考え方は、現在の経営にもつながります。コロナ禍もあり厳しい時代だからこそ、渋沢栄一翁の考え方を活かして企業の発展に貢献できればと思い、毎月発信いたします。