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「会社を伸ばすための経営学」(2025年7月号)を掲載しました

コラム
2025.7.1

「スーパーマーケットでの気づき」

 深谷の皆さん、こんにちは。最近、病気の関係もあり、主夫としての人生も歩んでいる著者ですが、お恥ずかしながらスーパーマーケットにも行くようになりました。主婦の皆さんにとってみれば、当たり前の話かもしれませんが、スーパーも大きく変わっています。    
 まず、レジ。お金の払い方が多様化しました。それに伴って、現金で買い物をする人が激減しています。店によっては、セルフレジが中心となっているところも多いですね。
次は、チラシ。Webチラシが浸透してきています。アプリを検索して買い物をする人がチラホラいます。そして商品。冷凍食品が多くなってきました。もしかしたら、今は1つの部門として成立しているのではないでしょうか。また、お弁当やすぐ食べられるように調理したもののコーナーも長くなっています。他にも、自宅お届けサービスやメニューごとの商品ラインナップなど、10年前にはなかったサービスが多くありました。
 こういうと違和感を持つ方もいらっしゃるかもしれません。「スーパーマーケットはここ10年であまり発展してないだろう」というのが大半だからです。私が常に買い物に行っていたらそう感じたかもしれません。いわゆる「男買い」をしに行っているなら、そう感じたかもしれません。私は、「主婦(主夫)」としての目線を持って、たまたま20年ぶりにスーパーに行ったので見れたのだと思います。
 世の中、10年単位で見れば急速に変化しているのです。これは、様々な業界で言えるかもしれません。例えば、家電では、量販店に行ってみると、確かに知らないものはないでしょう。でも、一つ一つ見てみると前に同じ家電を買った時よりも確実に進化しているのです。冷蔵庫などを見てみると、変わっていないようで大きく変化しています。最近、冷凍庫の部分が大きく、しかも真ん中に付いています。いや、今では、冷蔵と冷凍を切り替えられるものもあります。食洗機も同様です。10年前は大きくて導入を断念していましたが、今は必要に応じて小型化しています。単身用もありました。「単身用の食洗機なんて使うのか?」と思いましたが、料理を作っている最中に洗い物をしたい人であれば、単身でなくとも単身用の食洗機があってもいいかもしれません。
 こうやって、少しずつでも私たちの周りは進化しているのです。それにも関わらず、私たちはそれについていっていないのです。いや、気が付かないと言ってもいいでしょう。「最近のものは複雑になって私たちはついていけない」と、つい言いがちになりますが、確かにそういうものもあるでしょう。でも、私たちが使いやすいように進化しているものも多いのです。もっと注意深く見てみて、そうやって発展したものを少しずつ取り入れていってはどうでしょうか。私たちの生活も商売も大きく変化するはずです。

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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