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「会社を伸ばすための経営学」(2025年10月号)を掲載しました

コラム
2025.11.1

「読書の秋」

 深谷の皆さん、こんにちは。そろそろ肌寒くなってきましたね。
 いよいよ、秋も深まってきました。皆さんは、秋というと何を思い浮かべますか。
 意外と思われる方も多いかもしれませんが、私は「読書の秋」です。実は、私、推理小説の大ファンでして、最盛期には年間50冊以上読んでいました。
 そうは言っても、最近は眼が悪くなってきましたので、また、思うように時間も取れず本を読むのも一苦労です。そこで私は、ここ5年くらいAudible(オーディブル)というデジタルサービスを愛用しています。オーディブルというのは、月々1,500円で利用できる本の朗読サービスです。主にスマートフォンで利用される方が多いのではないでしょうか。本の種類も多くなってきています。
 これ、最初は本当に不便でした。5年前というと、私は、紙の本が一番で、次にデジタルブック、そして最後に手を出したのがオーディオブック(オーディブル等)でした。紙の本の良いところは、慣れているというところが一番ですが、読み返しができるところです。私は、人の名前を覚えるのが大の苦手でして、その点、読み返せるのは便利でした。また、私の生活を顧みると、本を読むのはもっぱら移動時間です。まとめて読める時間など、ほとんどありません。そうなると、推理小説などは、読み返せないことのデメリットが大きいのです。しかし、本にもデメリットがあります。それは重いということです。これも私の癖なのですが、私は本を2~3冊同時に読みます。1冊だと飽きてしまうし、世の中、読みたい作家が多すぎますので、1冊、1冊と読んでいたら、間に合いません。したがって、私のカバンには常に2~3冊の本が入ることになります。流石に重すぎて、今では95%がデジタルブックになってしまいました。
 ところが、デジタルブックにも弱点があったのです。それは、本を読むと体を動かすことができないのです。例えば、料理。本を読みながら料理をすることは、流石にできません。そこで登場したのがオーディブルです。これなら、本を読みながら作業ができます。私は、運動はそれほどしませんが、歩きながらでも聞くことはできます。電車の中はもちろんのこと、車を運転している時も聞くことはできます。読み返せないじゃないか…と思っていましたが、そもそも、私は本を読み返すなんて、1年に1度くらいだったことに気がつきました。ストーリーや登場人物が分からなくなってもそのまま読み進めて思い出す、という読み方をしていたのです。
 何が言いたいのかというと、人間、新しいことをやろうとすると、このように否定から入ることが多いのです。また、習慣を変えようとすると、最初はうまくいかないことも多いのです。でも、しばらくすると慣れてきて、または、順応してくることもあります。読書の秋、是非、皆さんも新しい生活にチャレンジしてみてはどうですか。

株式会社ディセンター代表取締役 折原 浩

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