教訓1 利得と道徳を合一せよ 5
渋沢栄一の教え
2021.8.2
利を図るということと、仁義道徳たる道理を重んずるということは、
並び立って相違ならん程度においてはじめて国家は健全に発達し、
個人はおのおのそのよろしきを得て富んで行くというものになるのである。
論語と算盤とは甚だ遠くて甚だ近いものである。
「利益を得ようとすること」と「仁義、道徳を貫くこと」が両方できてはじめて事業が健全に発展し、その結果、富を得ることができる。このように、合理的経営の側面と道徳的経営の側面を持ち合わせることが肝心なのだ。
道徳と利益は一見相容れないように見えるが、実は同時に実現できる。利益を上げようと努めると共に、道徳的な経営をすることを心がけるのだ。
※多種多様な企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父と称される地元の偉人、渋沢栄一翁の名言や考え方は、現在の経営にもつながります。コロナ禍もあり厳しい時代だからこそ、渋沢栄一翁の考え方を活かして企業の発展に貢献できればと思い、毎月発信いたします。